ここ1〜2年、特に保育園や保育関係団体様から、依頼の増えているテーマが「給食場面における不適切な指導を防ぐ内容を…」というものです。
「食べること」は、子どもの成長と心身の健康に深く関わる大切な時間です。
しかし、保育現場や学校給食の場で、不適切な対応が原因で子どもにストレスや苦痛を与えてしまうケースも少なくありません。
本研修では、給食場面で不適切な指導を防ぎ、子どもたちの食を広げる方法について扱います。
内容の例
1.不適切な指導の実例とその影響
・完食第一の指導が、死亡事故につながった実例
・どうして、不適切な指導が起きてしまうのか
・食を広げるための土台となる基本的な考え方
2.子どもの食についての理解を深めよう
・食べない子がいた時に、どこから対応をするべきか
・チェックリストを使用して、食べない理由を見つける
・感覚過敏や発達特性を持つ子どもにはどうしたらいい?
3.どのように声をかけ、関わると良いのか
・「ひと口、食べてみたら?」は子どもにとっては難しい
・大人がやってしまいがちな、NG声かけを知ろう
・5つのステップで子どもの食を広げることができ
4.現場ですぐに活用できるツールの共有やワーク
・受講者の今の悩みを元に、対応を考えてみよう
・参加型のディスカッションやロールプレイで学ぶ実践的な内容…等
(これらは参考例です。研修時間、お打ち合わせやヒアリングの内容を元に、当日の内容を決定します)
実際の使用テキストを紹介
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図解を重視し、とにかくわかりやすいテキストと講義が「きゅうけん研修」の特徴です!
講師紹介
山口健太『きゅうけん|月刊給食指導研修資料』編集長。「人前で食事ができない」という社会不安症・会食恐怖症に悩み、薬を使わず自力で克服した経験を持つ。自身の経験をベースに、会食恐怖症の当事者支援活動を始める。その中で、小食・偏食などの食べない子への理解や適切な対応が広まっていないことを痛感し、改善法を学ぶ。偏食改善のための知識をSNSなどで発信したところ、反響が大きく、相談が殺到。いかに多くの親子が悩んでいるか痛感し、家庭における偏食改善のための講座を開催。講座の内容が「とにかくわかりやすい」と話題になり、次第に、保育・学校関係者の食育研修会講師として全国から依頼が届くようになる。これまでのべ1000人以上の相談に乗り、偏食改善に導いてきた。著書に『食べない子が変わる魔法の言葉』(辰巳出版)、『会食恐怖症を卒業するために私たちがやってきたこと』(内外出版社)などがある。
受講者の感想の紹介
「食べられない子への指導の仕方に自分自身悩んでいたので、今回ご講演を聞くことができ、とてもよかったです。声のかけ方など、具体的に提示していただいたので、とても分かりやすかったです。食べられない子でも、スモールステップで少しずつでも楽しく食べられるように、意識していきたいと思います。大変貴重な時間となりました。」
「日々の給食指導において、ついつい「がんばって食べよう」「残さず食べよう」という指導をしがちでしたが、給食を食べない、残すといった児童については、精神的な問題や機能的な問題、感覚的な問題など食べられないといった理由があることを前提に指導を行っていかなければならないと感じました。食べることができない児童に対して、一方的に指導するのではなく、まずは何を苦手としているのかを聞き取ったり、食べてみたいなと思わせる声掛け、できたことや挑戦したことに対して褒める等、たくさんのヒントをいただきました。資料としていただいた声掛け変換表なども活用しながら、給食指導にいかしていきたいと思います。」
うれしい特典つき
弊社では当日の投影スライドだけではなく、各自が園や学校、職場に持ち帰り、共有できる資料も配布しています。
![](https://kyushoku.kyo-shi.co.jp/wp-content/uploads/2024/11/45-給食指導の改善ポイントに気づける!確認リスト-724x1024.png)
当日の学びを、受講者1人だけに留まらず、職場全体に広げることができるのも特徴です。
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